先日レンタルしたDVD「坂の下の家」のレビューです。
「坂の下の家」お母さんになった人は共感できるドラマ
あらすじ
刑事裁判の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、いつしか彼女の境遇にみずからを重ねていくのだった―。社会を震撼させた乳幼児の虐待死事件と“家族”であることの心と闇に迫る心理サスペンス。
原作が角田光代だったことは「中」を観てから気づいた。
やっぱ角田さんだなぁ・・・
これ、子育てをした女性にしかわからない話かもしれない。
結婚したら女性に1度に押し寄せる数々の負担
どんな既婚女性・どんな立場でも
必ず多かれ少なかれ思うことの積み重ね
そして
- 実の母親とのうまくいきなさ
- 自分の親世代の人との考え方のギャップ
- 旦那さんの心無いひとこと
母親なんだからできて当たり前でしょ
など、心にず~んとくる。
わたしもそうだった・・・と思い出すことも多々有り・・・
胸の痛みを感じずには いられません。
彼女はわたしかもしれない
一番信じて欲しい旦那さんから疑われたら
そして浮気?
他の女性にそれを相談してるのを知ってしまったら?
「普通」ならできるでしょ
その言葉が1番怖いと 劇中で言っていました。
弱い若い女の子と赤ちゃんの
組み合わせは最悪なんだって
これ、ほんとにそう。
だって昨日まで女の子だった人間が 子供を生んだ日から急に
お母さんを求められる。
しかもほぼ1人ですよね、
お母さんは責任が重大で 生活がガラッと変わる。
旦那さんは少し引いてそれを眺めてる・・
という言葉がピッタリですよね。
生活もそう変わらないし。
だから問題なんですよね。
責任重大な1つの仕事(子育て)を急に若い弱い娘がほぼワンオペで担うわけですから。
色々共感でした。
まとめ「坂の下の家」お母さんになった人は共感できるドラマ
わたしもよく虐待もせずに、
自分が狂いもせずに、その修羅場を生き抜いてきたなぁって
振り返ったら思うから。
そう、彼女(被告)はわたしかもしれない・・・
愛するあまり、追い詰められて毒親になるというパターンも
あるのかなぁと考えさせられました。
とてもおもしろいのでおすすめです。
ただ、落ち込んでるときは観ないでって伝えておきます笑
入り込んでしまうから注意です。
少し育児が落ち着いたときが良いかも(笑)
連続ドラマW 坂の途中の家 DVD-BOX/DVD/TCED-4704
原作はこちら

角田さんの本はこちらも面白いです。

紙の月も面白かったですよ。
